期待する音

誕生日に妻からDACをプレゼントしてもらってから、気になる新譜はハイレゾ音源をチェックするようになった。
自分に少しでもより良い音の環境があるなら少しでも良い音で聴きたいのは、自然なことのように思う。

ただ、多くの人に言われる事なのだが、それって本当に普通の音源と違うの?と聞かれる。

私が使用しているDACにおいては、DSD対応としてはいるが実際は96khzまでダウンコンバートされている音でありDSDネイティヴをまだ聴いたことないので未知と言えるが、
正直音源によっては違いが分からなくなる、が良くなっている気がする。

この「音源によって」というのは複数の意味を込めた。

実際一言にハイレゾ、と言っても録音環境やどういうタイミング(マスタリング)でハイレゾ化したかによってピンキリだという。

それもあるかもしれない。
ただ私が言っている「音源によって」の意味はやや違う。

その音源への期待値が音質を良くも悪くもすると思う。
それって気分次第ってこと?と言われるかもしれないが。そうとも言う。

確信をもって間違いなく良いはずと信じる心が耳筋(?)に集中し、鼓膜を拡げ、より多くの情報を受け取ろうとする。
そういう現象も十分に音質向上に繋がっているのではないかと、思う。
昨日の名盤が今日の駄盤になるのも、今日の駄盤が明日の名盤になるのも、この期待に応えられるだけの音楽がそこに用意されているかどうかが肝心なのだと思う。

逆に言うと期待無くして名盤を聴くことは出来ない。

昨今の音楽に良さが感じられない、という人の多くが「期待を忘れていること」も一因であると感じてならない。

というわけで無条件で期待して聴いたらめちゃくちゃ良かったバトルスです
タイヨンダイが抜けた覚悟を感じる。

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